詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

どんな毒でも消せる。 詩子の詩449

〜Not poison〜 曇りの空少し目を逸らし 何もかもに白旗を 振ってしまいたい きっとあなたは どれだけ私が 目を逸らして 疎ましがったって 待っていると 言うんだね どれだけ隠しても あなたの目の届かない場所へ 逃げたところで 無駄なんだね 茨の道だと 思…

沈む夕陽 詩子の詩448

〜沈む夕陽〜 夕陽は音を立てた 想いもよらぬ音だった 水色とオレンジを 混ぜ合わして こちらを見ていた 想いもよらぬ顔をして もしかして 知っていましたか? 毎日あなたの事を 考えているのを 毎日目で追いかけているのを あなたを見ると 泣きたくなった …

明日は満月 詩子の詩447

〜メモリー〜 浅い眠りを繰り返して 現実か否か分からない 想い出そうとしなくても いつも私の中にいる 明日は満月 とても明るい月は 私を正直に させるかも知れない そんな夜だけは あなたと話したい 毎日にこやかに過ごす 日常それはそれとして 多次元空間…

嘘で固めるよりは美しい 詩子の詩446

〜Word〜 美しくて 優しくて キラキラして そんな言葉 だけなら 上滑り 時には 辛辣な 時には 牙を剥いた 時には後ろ向きな 言葉を聴きたい どうしても疑って しまうのは 奥の方にしまわれて ひのめをみず 寂しがって 俯いた 数々の想いと 嘘のないWord 綺麗…

ゆらぎ、心揺さぶる 詩子の詩445

〜ゆらり〜 ゆらり、揺らぐ 波間に漂う小舟 心揺さぶる ゆらり揺らぎ 人は惹かれるの 掴みそうで掴めない 笹で作った小舟 そう、ゆれて揺れる。 掴みどころがない 分かったようで分からない あるようで無い 無いようでもある 追うと逃げるよ 掴もうとすれば…

こっぱ微塵 詩子の詩444

〜風〜 風が流れて いつも斜(はす)に構える あなたを通り過ぎた 一度だけ見た事がある 真っ直ぐな瞳は 瞬時にあの頃へと 私を連れて行った へそ曲がりとはよく言ったね 真っ直ぐに見られない 風はあなたを通り過ぎて ゆくだけなのに 素直な心を隠し通して …

サイコロ 詩子の詩443

〜サイコロ〜 いつも決まっている サイコロを振ったら いつも決まっている いつも通り過ぎる ちょうどいい数字の 目が出ることはない いつも少し手前 いつも通り過ぎた 恋が何なのかさえ 愛が何なのかさえ ボクはまだ知らないけど 後ろ髪を掴まれて戻り たい…

メロディ〜人生狂わすタイプ〜 詩子の詩442

〜メロディ〜 あなたの曲を聞くと 本当の私になってしまう だから怖くて聞けないの 何か強い麻薬を 飲まされたように 酔いしれる 知りたいけど知りたくない世界 見たいけど見たくない世界 それをあなたは正直に 全てをメロディに乗せる 泣き出したい程 どこ…

最後のページ 詩子の詩441

〜最後のページ〜 最後のページをめくったら そこに書いてあったのは 誰も知らない事だった 人生は分からないことばかり だけど、本当は知っている 最後のページをめくるまで ラストは分からないけれど どんな筋書きでいこうか どんな起承転結で行こうか 少…

波間に 詩子の詩440

〜波間に〜 右を向いても 左を向いても 何も見えない 前を向いても 後ろを振り返っても 何も見えない 心の中にある どこか遠いところ あの時二人で 描いた物語 毎日生きていても 今が見えない 毎日笑っていても 今日が見えない 波間に漂う いつのかも分から…

胸の中で 詩子の詩439

〜胸の中で〜 きみはボクを見ると いつも歌を歌う とてもかわいい君 いつまでも笑って ボクを楽しませて 手のひらで包んで 温もりを感じながら いつまでもそばにいて 温め合っていたい ある日突然 歌は聞こえなくなった ボクから逃げた訳じゃない ただの運命…

ソロモンの詩 詩子の詩438

〜ソロモンの詩〜 贖いに満ちてる 剣は錆び付いて 思い通りの城 見上げて空を見た さんざめく人々 亡骸は癒えない 昔人に聴いた 闇は深く積もる その時がいつ来るのかと 待ち焦がれた民衆 愛が何かも知らぬまま 掛け声と共に走り出す 何の為に戦い 何の為に…

ある夜〜人生の課題〜 詩子の詩437

〜ある夜〜 頭が疲れていた 目を瞑って 頬杖をついた 音は全て消して 日常の小さな電子音の 響きだけが振動している 静かだから うん。 そうか、これが必要なんだね。 これでやっと本当の事が分かる 静という字は何故 青に争うと書くのだろう 静か その先に…

鍵穴 詩子の詩436

〜鍵穴〜 辻褄(つじつま)のあわない セリフは言わないね あなたは色んな 言葉を吐くけれど どんな辛辣な どんな不本意な どんなに尖ってる 言葉を並べても 私はいつもの小さな鍵穴を 覗いてはあなたを探す 言葉で埋もれたあなた探す いつも夢を見るの ポケ…

雪〜全てを覆い尽くして〜 詩子の詩435

〜雪〜 雪は降り積もる 静かな音を立てて 全てを覆い隠し 純白にしてゆく 何もなかったかのように 全てを覆いつくす 何もなかったのよう なかったかのように 全てを輝かせ 光が嘘を作る まるで何も 何もなかったように それは一瞬のプレゼント 心を休ませる …

本当のこと 詩子の詩434

〜本当のこと〜 美しい光が 天から降りてきて 美しい木々や 花を照らしていた 空は澄み渡って 雲はひとつもなく 美しい世界が 目の前に広がる 美しいものを見るたびに 心が辛くなってゆく ささくれは深くなってゆく スープの上澄みを飲み 味わった気になって…

何百年も待つ鳥 詩子の詩433

〜何百年も待つ鳥〜 かすれた声で泣く 鳥が窓の外で 何かを言いたげに こちらを見つめてる 前にも会ったこと あるような気がした 鳥の言葉なんて 分かるわけないのに その時は何故か分かったの あなたの言いたい事が どんなに離れて暮らしても きっといつか…

ペンシル 詩子の詩432

〜ペンシル〜 荷物は少なめに 足りないものはきっと きっと無いから なるべく軽くして これから旅に出る 行き先は決めない だって生きる限り 行き先は分からぬ旅 重い荷物は邪魔なだけさ 体一つで生きていく 足りないものはきっと無い 足りないものなどきっ…

時の折り紙 詩子の詩431

〜時の折り紙〜 いつもと同じ朝 いつものように過ぎて いつものように又 時は流れていく 吸い上げた空気の 粒が身体に満ちる 愛してると言った あなたが甦る 同じ靴を履いて 同じ化粧をして 同じ時間の中 時を折り続けた あぁ、心が 時の流れを拒んでも あぁ…

自分自身を生きる道 詩子の詩430

〜陽炎〜 もうすぐ、あの橋を越える 違う世界に憧れの世界に 川は流れ水面(みなも)は銀色に 川を漂い流れる帆 寂しげに輝いてる やっと自分を生きると決めた 潔いまでの清らかさ 川の流れに身を任す 当たり前のように信じて やっとその時が来たんだね 風に…

他人にはしてあげられて自分にはしてあげられない事。な〜んだ?詩子の詩429

〜大好き〜 ねぇ大好きだよ あなたの全部が好き 優しいところも 笑った顔も 変な癖も 少し意地悪なところも 少し偏屈なところも 隠してるけどホントは弱い所も そしてダメな所も 全部が愛おしいよ 神様。。。 お願いします。 これと同じくらいの愛をください…

輝く角度はあなた以外が知っている。詩子の詩428

〜カケラ〜 小さなカケラが道端で 太陽の光を浴びて光ってた とっても小さなカケラ すごい光を放ってる どうしても気になって 近くに寄ってみてみると それはそれは 小さくて道にはまり込んで 見えなかった 見えなくても 光を放つ 見えなくても 光は放つ カ…

雨の音は血潮の音。詩子の詩427

〜雨〜 雨が降り始め 人々は空を見上げた 耳に音が優しく まるで全身を 心地よく流れる音 さぁ、何を流そう 流れ流れてどこへ行こう 毎日違う私達に 毎日違う顔見せて ありがとう ありがとう 耳の奥で聞こえるよ 一呼吸ごとに 生まれ変わる細胞 鼓動と血潮 …

待つ事が一番の早道かも知れない。詩子の詩427

〜静寂〜 凪の海 水面は静かに 光を浴びてキラキラと それは嘘じゃない 平で滑らかで 水鳥も安心して眠る 穏やかさ 時に大きな岩が 凪を崩した 大波がおこった もう鎮まらないのではないか というくらいの大波が起きた その岩は あまりにも大きかった 海の深…

シンクロが増え具現化加速中。詩子の詩426

〜鳥と雨〜 ねぇ、雨が降ってる 風が吹いてる 寒いね ねえ、何故わざわざ 風に向かって飛んでるの 遊んでるの? そういう生き方もあるかもね だけどたまには 止まり木にとまって たまにはうつらうつらと しながらさ どうでも良いこと考えて 私が窓を開けた時…

心に空いた穴を埋める方法は【アイノカタチ】詩子の詩425

〜隙間風〜 心に穴が空いてる 時折、スーッと隙間風 子供の頃から吹いている 傷付いた割れ目の隙間 なんとも言えない喪失感 風が吹くたび切なくて 心に空いた傷や穴 埋める方法知っている? 私埋めたことあるから 知っている きっと又それが足りなくなって …

人生狂わすタイプ 詩子の詩424

〜オレンジ〜 私の頭上から あなたの強さ いたたまれずに だから嫌いと 言ってしまった 明るすぎて 強すぎて もう、無理だから なのに何故 たった数時間で そんなに優しく 私を包むの 斜に構えて 生きてるの それが自分の生き方で 誰にも変えようがないから …

余白を作れない理由。詩子の詩423

〜余白〜 曖昧な態度 この上ない退屈な時間 あらゆるものの隙間 思いもよらぬ隙間 あざといくらいに計算ずくの 元々あるもの以外のそれ 悲しいことはなくて 寂しいこともなくて 詰め込み詰まったものを解放した この上ない開放感 スムースに寝返り 両手を伸…

あなたは他人に何を望む?詩子の詩422

~佇んで~ ただ独り佇んで 足元には水の輪 自分の振動で 静かに広がる 水の輪 吸って吐いて 呼吸をする 静かに静かに 佇んで ひとりひとりが 独りで立ってる ひとりひとりが 呼吸をしてる ひとりひとり ひとりひとり ひとりひとり 等々力不動尊。なんか神聖…

本気で奇跡を起こす為に。詩子の詩421

~季節外れの花火~ ある朝目覚めたら いつもと同じ景色 でも、何かが違う 風は通り過ぎ 私を撫で 草木が 愛してるよと 囁いて 鳥たちが話しかける 大好きだよと 私の心に芽が生えた 当たり前の朝を ありがとう 昨日までの 独りよがりの 日々はお遊び 今日か…