詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

何百年も待つ鳥 詩子の詩433

〜何百年も待つ鳥〜

 

かすれた声で泣く

鳥が窓の外で

何かを言いたげに

こちらを見つめてる

 

前にも会ったこと

あるような気がした

鳥の言葉なんて

分かるわけないのに

 

その時は何故か分かったの

あなたの言いたい事が

どんなに離れて暮らしても

きっといつか又会えるね

 

毎日毎日

泣き暮らした日々

毎日毎日

叫んだ日々

心に空いた穴は

空けたままにしとくよ

 

もしいつか又

会える時がそれが

何百年も先でも

それまで待てると

あなたは言った

 

 

心に空いた穴は

そのままにしとくよ

ふさがないでそのままに

 

かすれた声をした

鳥が窓の外で

何かを言いたげに

こちらを見つめてる

 

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この木はこれ以上近づくことは出来ない。