詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

両方の責任 詩子の詩350

〜あーだったりこーだったり〜 小さくて 大きくて優しくて 怖くておおらかで 神経質でゆるくて 固くて受容的で 攻撃的で意地悪で 好意的で 暗くて 明るくて落胆して 高揚して そんなものだよ私達 花だったり食べられたり こんにちは。詩子です。 今日はこち…

心はどこにありますか?詩子の詩349

〜こころのなかみ〜 こころのなかを のぞいてみたら いったいなにが みえるかな おかあさんが ぼくのめをみて だいすきだよというとこころのまんなからへんが すこしギュッとなってから ふわっとなって めからなみだがでそうになるよだからぼくは こころのな…

心が動くようにする為には。詩子の詩348

〜そこにいる〜 砂利の引かれたその道を 裸足で歩いていたんだと足元の石に付いた血を 見つけた時に気付いたよそうだ、痛いはずだった頑張るな、焦るなと みんながよく言うけれどそんなことは知ってるさ そんなことは知っているそろそろ靴下と 靴でも履いて…

祭りのあと症候群 詩子の詩347

〜セイフティゾーン〜 包まれて包まれて あなたの言葉に包まれて少し小さめの 丁度いい温度と 柔らかな布自分自身で閉められる 扉もつけてくださいね 窓はいらない 瞳を閉じるから 膝を抱えて 小さく丸まって 脱力して 少しまどろむの そんな場所を いつでも…

それなりの轍。 詩子の詩346

〜道〜 小さな歩幅で歩いてきた道 何を見つめていたんだろ隣の道を歩く人と 同じ歩幅にしたいとか機嫌の良くないカラスの声を 聞き分けることに気を取られ見えない自分の事などは 痛みや不安な感情で 知る事しかできなくて ただただ歩いていたのかな そんな…

全てには理由がある 詩子の詩345

〜理由〜 あなたの後ろにひっそりと 寂しそうに隠れている 見られたくないから 隠れている 自分は表に出るべきではないと息を殺して隠れてる 少しぼんやりとした目で あなたを見る まるで何かを重ね合わせたような そんなふうに隠れた あなたが 見える時があ…

いい意味でフラット 詩子の詩344

〜ボクのなまえ〜 ボクには名前がついている ゆうきという名前みんなはボクを『ゆうちゃん』って呼ぶあ母さんも お父さんも お婆ちゃんもそう呼ぶ お母さんが 赤ちゃんを生んだボクの『おとうと』っていう かわいい ボクのおとうとその日から ボクは『おにい…

時の自浄作用 詩子の詩343

〜父〜小さい頃 いつも呑んでは怒鳴っていた父怖かった毎日毎日 休まずに仕事に行った病気はしたことがない風邪すらひいたことがない働いて働いて働いて働いた怒鳴ってばかりいるので 娘達には疎ましがられた父は朝日が好きだと言った父は夕日は嫌いだといっ…

時間、魂、記憶、詩子の詩342

〜時間旅行〜 漆黒の宇宙に浮かぶ メビウスの輪のようなフィルム それだけ光って見えたのだから 無重力の時空を 泳ぐように近づいた捻れたフィルムを目で追って 記憶の断片探してる このままここで 味わうの やっとここまで来たんだと しみじみと味わうんだ…

詩を書くこと 詩子の詩341

〜知ること〜 詩を書く内面を見つめる嘘はつかない見たくないものも見る怖がらず見る動かなかったものが動く少し衝動がある逃げずに感じる 感じ切る 少し波立つ凪になるまで待つ 少し待つ 少し景色が変わる 花の季節 おはようございます。詩子です。 今日か…

やさしくなりたい 詩子の詩340

〜薄紅の色〜 散りゆくもの美しく 花びらに さり気なく ほのかに薄い 愛の色優しさは どんな色をしているの 優しさは どこに隠してあるの 優しさは 普段は見えないとこにある 近すぎて 普段は言えないことだって 本当は 胸の中にしまい込んで 時に折り ふわ…

歳を取るということ 詩子の詩339

〜歳を取るということ〜 歳を取るということ少し優しくなれること 少し寛容になれること 少しおおらかになれること 歳を取るということ少しゆっくりになれること 少し忘れる事ができること 少し角が取れること 歳を取るということ少し戸惑うこと 少し不安に…