詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

時の自浄作用 詩子の詩343

〜父〜

小さい頃
いつも呑んでは怒鳴っていた父

怖かった

毎日毎日
休まずに仕事に行った

病気はしたことがない

風邪すらひいたことがない

働いて働いて働いて働いた

怒鳴ってばかりいるので
娘達には疎ましがられた

父は

朝日が好きだと言った

父は

夕日は嫌いだといった


遠い目をして言った


父はいつも耳にラジオの
イヤフォンをつけていた

ずっと音を聞いていた


ウクレレで私が歌う

歌はいいなぁと言った


私がギターの音を鳴らした

ギターの音はサイコーだと言った


口下手な父は
本当の気持ちを話した事があるのかな
きっとないだろう

小さい頃は貧しくて
学校の昼休みには
何も食べず家に一度戻ってから
又、学校に戻った


言葉は数ではないね


桜は散った

お前はまだ散るなよと言った父



これだけで

あなたの愛と人生が
見えるような気がしました





おはようございます。詩子です。今日はとても天気が良い。気持ちいい朝です。
何故でしょうか、又父の事を書きたくなりました。

今日の詩



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海は母というけど、父は何?



昨日、本屋さんで詩集と言葉辞典を買いました。


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詩というものの書き方は
色々あるんだなぁ

今日の詩は、そんなのもあって
手紙のようだけど
そんな書き方も良いのだなと思って書いた詩です。


✛✛✛✛✛


書いていて泣きました。

近くにいると感じない事
離れて暮らしていたり
たまにあの時のあの言葉など

思い出したりすると

余計な邪念が取り払われて
真実が想いに出てくるのかも知れません。


以前から朝、3時に起きる父
それから健康の為に自転車に乗っていました。(もう年なので家族に反対され今はやってない)


私が、朝早すぎでしょ(笑)というと

父は、朝日が登る頃が好きと言いました。


その代わりに夕日は嫌いだと。

寂しそうな目で言いました。


色んな想いがあるのでしょう。

時代、生い立ち、そんなものが沢山。


父は家に拘っていた。

時代のお陰で、中卒、バスの運転手という仕事なのに
3回も買い替えました。

みんなが集まれる家がほしいと言っていた。

私はその当時、
お父さん…その性格ではみんなは集まりません…。って思ってました。



だけど、お正月
私達夫婦、姉家族、姉の子どもたち家族…。
そんな感じでいつも集まります。(最近はコロナでお預け)


その時の父はとても満足げです。

『あ〜いい正月だ』って言います。


時間ってすごいですね、


全ての余計なものを取り払って
ちゃんと、必要なものだけ見せてくれるんですから。

✛✛✛✛✛

さて、自作の詩の朗読を友人としました。

近々You Tubeにアップします。

こちらにも案内しますので
よろしかったら見に、聴きに来てください。

初めての体験です。
友人の発案で実現しました。
感謝です。





ウクレレ弾き語り成長記録です♪良かったら聞きに来てください🤗
www.youtube.com



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