受容
〜静寂〜 凪の海 水面は静かに 光を浴びてキラキラと それは嘘じゃない 平で滑らかで 水鳥も安心して眠る 穏やかさ 時に大きな岩が 凪を崩した 大波がおこった もう鎮まらないのではないか というくらいの大波が起きた その岩は あまりにも大きかった 海の深…
〜隙間風〜 心に穴が空いてる 時折、スーッと隙間風 子供の頃から吹いている 傷付いた割れ目の隙間 なんとも言えない喪失感 風が吹くたび切なくて 心に空いた傷や穴 埋める方法知っている? 私埋めたことあるから 知っている きっと又それが足りなくなって …
〜余白〜 曖昧な態度 この上ない退屈な時間 あらゆるものの隙間 思いもよらぬ隙間 あざといくらいに計算ずくの 元々あるもの以外のそれ 悲しいことはなくて 寂しいこともなくて 詰め込み詰まったものを解放した この上ない開放感 スムースに寝返り 両手を伸…
〜この道〜 この道 歩く どんな道でも 与えられた道 選んだ道 疲れても つまづいても 運命を呪っても こんがらがった糸 解けない知恵の輪 張り巡らせた蜘蛛の巣 あがいても 立ち止まり 足元の砂利を 血が滲むまで 握りしめても ただ歩く それを味わい尽くす…
~この世の終わり~ 空見上げて彼を探した 何でも知っているあなたは 今の自分も知っていたの? 身体に重い鎧を着たように 俯いて全てを受け入れた その身体から流れた雫 滴り落ちる滴り落ちる いつも晴れてなくたっていいのよ。 こんばんは。詩子です。 今…
〜月のように〜 月のようにあなたを見つめてる いつもいつも愛してると言いながら もしももしも涙が溢れそうなら 少し明るくなった空の私を見て 優しい光であなたを包み込んで 宇宙(そら)の果てまで旅に出ましょ ゆらりゆらりゆりかごの揺れに任せ しだい…
〜愛してると言って〜 愛してると言って もっと言って 毎日言って 愛が足りないって 震えて 泣いているよ あなたがいないと 苦しい 寂しい 立てない 立てない 1人では とても立っていられない なんで? なんでこんなに 苦しいの? 身体に隙間があいている 小…
〜不思議な小舟〜 例えば今、あの海の向こうから とてつもなく大きな波が来て 飲み込まれそうになったとしても 波打ち際で 小さく続く小波に 足元をすくわれそうになっても この小さな小さな船は 大丈夫なんだよ 知ってた? 本当は大丈夫 傷つかない 揺るが…
~Just keep~ 何もそんなに 頑張らなくても そんなにそんなに 自分を痛めつけて 空の鳥は見ているよ Just keep そして 当たり前のように 又日が登る 自分だけが 足元の地面をかため まるで同じ場所から 動けない 足元を何度も踏みつけ 固めたら 空を飛ぶ 鳥…
〜投影〜 目の前に広がる世界 アイデンティティの塊 いくつものサングラスを 持っている 心を映す投影機 世界の色は 自分の中に 世界の色は 自分で決める もし今、目の前で 戦争が起こっていても もし目の前が哀しみで 何も見えなくても もし深い霧が 重く垂…
〜パラダイス〜 今ここをパラダイスにしよう 幸せを決めるのは自分そこには何も介入しない ワンダーワールド 苦しみや悲しみ 寂しさもあなたの大切な宝物大好きなあの人 手の届かない物語それを大切に夢見ようあなたの中にあるものの 全てが大切な宝物どんな…