詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

夕暮れに咲いたっていいじゃない。詩子の詩469

〜夕暮れの花〜 夕暮れに咲き始めた花 あなたは何を見てる 朝日をまとって露を弾いた あの子達とは違う景色 夕日を見て咲くの これから闇が覆い尽くすと あたりの空気はとても静かになるから その時に咲きたいの 誰の為に咲くの? 一輪の花 自分らしく生きた…

あなたには敵いません。詩子の詩468

〜水平線〜 足元の波を感じながら 海を眺めていた 靴ひもを結び直すたびに 波にさらわれた石や貝は 小声で話をしている どんな時でも慰めて そのままでいいよと 背中を押して ねぇ、海よ私を 音で励まして 風が想い出を運び 空に映し出すから 早くゴールが見…

想いのまま、言葉を声に乗せて。詩子の詩467

〜声の手紙〜 公園の揺れるブランコ ゆらゆらと揺らすたび 空が近づく 近づいては離れる 空の雲たち 私の友達 愛すべき人は とても素直だった 妬ましいくらい 素直だった 夕暮れ時の公園は 何だか物悲しくて せつない 目を瞑ると子供たちの 声の残聴(ざんち…

明日は何色? 詩子の詩466

〜明日は何色〜 明日何を着ようかと クローゼットを見回す 不意に訪れるデジャブ 大好きなブラウスに ついた残り香 私をトリップさせる 絵本のページを めくったの 誰からも愛されたいと 思ったの みんなの笑顔が見たいと 願ったの 後悔のない人生を 送りた…

最期に味わうコーヒー。詩子の詩465

〜最期のコーヒー〜 丁寧に豆を挽き 大切に大切に 急がないでゆっくりと 香しいあの香り 私を深く緩める 豆を砕く音に 耳を澄ませ 何を伝えようと しているのかと 想い感じ 雑味は好きですか? 澄んだ綺麗な喉越しが いいですか? 挽いた豆の声を聴き いい子…

明日を創る為に必要なこと。 詩子の詩464

〜明日へのプロローグ〜 昨日降った雨の 残った道路のたまりに 葉から落ちた滴(しずく)が 波紋を広げる 今キミの心が動いて 瞳が少し大きくなった その瞬間に動き出す 明日へのプロローグ 光の粒は 水の波紋 キミの想いは 明日への道 思い出して 歩いて行…

未来日記書こうか。詩子の詩463

〜ひとしずく〜 私達の未来は 苦しみも悲しみも 楽しい事全部 くるめて 明日のひとしずく 風に乗って 変わる星々の 魔法の杖借りて ひとふり 明日へ向かってかざすのは 未来へのひとしずく さぁ、創り出そう 私達の未来 愛おしい程の夢を 現実に創り出すよ …

believe信じて。 詩子の詩462

〜Believe〜 健やかなる時も 病める時もと 永遠に誓った 誓った2人 共に歩んだ 長い旅路は 誰にも分からない 路だから believe信じてる 時に心が すれ違い何かを失ったように 戸惑い立ち尽くす believeいつの日か 又あの頃のように 手を繋いで心から 慰めの…

灯りは自分から灯す 詩子のうた461

〜満月〜 満月は叫ぶ 優しい顔をして 力強く 愛のうたを叫ぶ 今しか語れない 事があるから 今私に話しかける 夜空に煌々と光る あなたを見て私は 一番星に叫ぶように 今あなたに伝えよう 息が出来ないのなら 宇宙(そら)の空気を 全部あなたにあげる 満月の…

あなたの物語はあなたが決めればいい 詩子の詩460

〜ものがたり〜 ページをめくるように 夜が明けた 人生の1ページの めくる音が聞こえた 物語は泣いているのか 笑っているのか 起承転結 一章ごとの驚き 筆を持つのは私だから 好きなように書けばいい 今日はどんな1日にしよう それさえ決めれば それでいい …

悩み多き時には 詩子の詩459

〜大地〜 今日の日は賜物 当たり前、そんなもの この世には一つもなくて 自分のことばかり 考えていると 賜物はどんどん見えなくなるよ 宇宙の星たちや 潮騒の音も なくなってしまったら どうやって手に入れようか 大地が怒り出す前に ちゃんと自分の足で 本…

コーヒーの雫を眺めるように 詩子の詩458

〜コーヒーの雫〜 今この時の 喜びや悲しみを あの、朝の心地良い ドリップコーヒーの 一滴の雫のように 味わおう 苦いコーヒーも 爽やかなコーヒーも 香しく、全身の細胞を 震わしている ただひたすら 至福のひと口を するその時まで 五感を研ぎ澄まし ただ…

愛を探して 詩子の詩457

〜残煙〜 本当の愛が 欲しいと言って 探し続ける日々 だけど、本当の 愛なんてどこに あるのだろう これが愛だと 誰か教えて 遠い空のかなたに 叫んで聞いた 愛される自信 なくて何度も 確認していた だけど、何度 確かめたところで 満たされない 自分の中に…

感じる心 詩子の詩456

〜感じる心〜 美しいものを 美しいと 感じる心を 素直に表現する 恥ずかしがる事 ないじゃない 自分の中にある 喜びを 表現する事 難しい事じゃないでしょ 今感じた その心を 今現そう 今感じた心は 今しか感じられない 子供のように たまには 情緒を 我儘に…

愚かなこと 詩子の詩455

〜ずっと〜 ずっと比べていた あの人と ずっと比べていた あの事と ずっと比べていた あの時と ずっと比べていた 過去のわたしと ずっと比べていた 持っているものを ずっと比べていた 幸せを ずっと比べていた 健康を ずっと比べていた 豊かさを ずっと比べ…

簡単な事 詩子の詩454

〜大きな木〜 大きな木の下に 静かに腰を掛けた それは丘の上にある 街の全てを見渡せる場所 今は何もない 花も葉も実も それでも堂々と立つ あなたが好きで 大きな木は何も 望まずただ立ち たまに来る私を 何も言わずに受け止めた 春になれば葉も 茂り、花…

願いはただ一つ 詩子の詩453

〜願い〜 毎日笑顔で キラキラと輝いて 人には優しい目を向けて 暖かく包み込む そんなあなたが 羨ましくて その強さに 憧れて あぁ、カタツムリ 背中に色んな想い 詰め込んで 今日も明日も明後日も 生きて行くんだ 長く生きれば 誰だってあるよ 人に優しく…

キレイ過ぎはつまらないから。 詩子の詩452

〜未完成〜 光った真鍮(しんちゅう) 完璧なフォルム 誰もが認めるような 整ったスタイル 非のうちどころのない 誰もが振り向くような あ〜つまらないそんなもの 心が動かない あ〜惹かれないそんなこと 心掴まれない 雑なくらいの未完成 ささくれだった心…

憧れの存在 詩子の詩451

〜憧れ〜 生まれて何年経った? もう笑えるほど生きてる 毎日笑ったり泣いたり 忙しく歩いた 思えばお遠くへ来たもんだ 一体何を探してる? 全ては君の中にあるのに ないものを探すのは もうお辞め 金輪際(こんりんざい)しませんと 三つ指たててごめんなさ…

今、言葉に出して。 詩子の詩450

〜カタツムリ〜 愛って何ですか? 湧き上がってくるものですか? 泉のようにこんこんと どこかに隠れてしまったと あの日に無くしてしまったと 涙を流す彷徨い人 カタツムリ、貝の中 詰め込みながら歩いてる 涙の雫で葉に書けば 求めて止まぬ五つの字 あの日…