最後のページ 詩子の詩441
〜最後のページ〜
最後のページをめくったら
そこに書いてあったのは
誰も知らない事だった
人生は分からないことばかり
だけど、本当は知っている
最後のページをめくるまで
ラストは分からないけれど
どんな筋書きでいこうか
どんな起承転結で行こうか
少し笑って
少し泣いて
少しジタバタと
するのはどうだろう
持って生まれた物語
苦しいことも
少しスパイスの効きすぎた
マハラジャのカレーも
思い返せば実に楽しい
実に旨いと思うだろう
最期はそう思うのである
最期はそんなものである
最期に見たい景色はやっぱり海。