詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

どんな毒でも消せる。 詩子の詩449

〜Not poison〜

 

 

曇りの空少し目を逸らし

何もかもに白旗を

振ってしまいたい

 

 

きっとあなたは

どれだけ私が

目を逸らして

疎ましがったって

待っていると

言うんだね

 

どれだけ隠しても

あなたの目の届かない場所へ

逃げたところで

無駄なんだね

 

茨の道だと

思っていた道

たった一人の私を

見つけたと

あの日あなたは

教えてくれた

 

その道にひかれた茨

この道を通ったから

たどり着いた場所

 

通らなかったら

今頃どこにいるのだろう

 

それでも

同じ場所にたどりついたかな

 

ただ、見える景色が変わった

それだけかもね

 

ただ、見える景色は違った

それだけだろうね

 

 

 

私は空見上げて想う

何もかも放り投げて

消し去りたいmove

 

きっとあなたは

そんな私のどこまでも

分かっていると

お見通しだと

変わらぬ顔で

見るんだね

 

どれだけ自分を

叩きのめしたら

気がすむの?

あなたは私を

一瞬でも離さない

そう言うでしょう

 

濁った水を飲み続けても

美しくいる事はできると

あなたは言った

ただ、どうせなら

澄んだ水の如く

何もかもが浄化されるような

もので満たされたかっただけ

 

どんなに濁った水だって

poisonさえ消してしまう

 

あなたが注ぎ続けたもので

 

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いつもあなたは見ている。