詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

最後の時に 詩子の詩338


〜気配〜



時折風に乗って
飛んでくる花びら

身体で感じる気配
懐かしさと切なさを運ぶ


遠くて近い
近くて遠いあなたは
こうして時間(とき)を
紡ぐ私を見て
何を想うのでしょう
あなたの心の中に
もう少し触れたかった



とりとめのない話
掴みようのない会話

忍び寄る気配の中
ただ私はあなたの元へ


限られた時間
何かを育みたかった
でも、時間は止まらない
私の心は裏表
あなたはそれでいいきっと
そう、言うことでしょう
そう、言うことでしょう


数えられる数だけの
愛を経験する事で
枝から葉が落ちるのなら

その時は潔く
キレイな舞を見せたいと
あなたが言った気がした




おはようございます。詩子です。
最近は曲をつけられるような詞を意識して書いています。


本日は友人のお墓参りです。

この子は私より随分年下ですが、随分大人でした。

間柄は絶対に私が妹、彼女は姉(笑)
年って関係ないですね。


なくなって四年目かなぁ
先日のお彼岸のあたりから
私の所をウロウロ、ヒョイと顔を見せ
なにか言いたげでした。

私の身の回りでも、なんとなく
彼女が私に伝えたいことがあるような、そんな事象が近づいていました。(ハッキリはかけないけど)

しばらくお墓参りにも行ってないので、その子の妹に連絡を取り、本日お墓参りに行く運びとなりました。




✛ いつまでも生き続ける ✛


亡くなった人はこうして姿を消しますが、私達の心のなかで生き続けます。


その波は、亡くなった直後よりも、時間が経つほどに
濃くなることもありますよね。

冷静になって色々思い出すのか

何かのきっかけで、芋づる的に思い出すのか


そんな事が時の節々にあります。




✛✛受け入れてくれたから✛✛



彼女は私の心を良く分かってくれていました。

いつも励ましてくれていました。

否定などは一切しないで。


もう、こういう私の事は
そのような気持ちで受け止めてくれる人というのは出会わないかもしれないなと思います。



✛✛✛✛


何だか、今日は
彼女がいない寂しさがヒシヒシと感じるなぁ。

時の流れは不思議だ。

時間と共に薄れゆくものと
時の流れと共に色濃くなるものがある。



✛✛✛✛


誰かが病気になって
もう少しでサヨナラだ
この人との時間を存分に味わいたいし
この人の苦しみを少しでも解消してあげたい


心の中では思っているのに


いざとなると何故できないのかな

以前、ある方に
そのような気持ちを打ち明けた時がありました。

そしたら、
そのような時はそばにいてあげる。それが一番の『愛』です。
そう言われました。


実際にその場になってくると
その苦しみから、なるべく目を逸らそうとしては
本当に話したい事は
棚の奥にしまい込んで
今話さなくてもいいようなくだらない事だったりふざけた事ばかりしか思い浮かばず
実際に最後までそうでした。

最後、意識が混濁してきた時にはきちんと伝えたかった事

『ありがとう愛してる』

それは伝える事ができました。

それだけは言えてよかったです。
手を握って、二人きりでした。


✛✛✛


これから、そのような事で
大切な誰かを失う時は

今私が想う後悔の念を

その時は果たせるのでしょうか…。


先に逝く方の
本当に言いたいこと
悲しみ
不安
諦められない事

そんな事を聴いて

言わせてあげる事ができるのでしょうか。



さてと、いい天気。…でもないか(笑)

お花買って向かいまぁす🌸🌸🌸



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