詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

柳の木に連れて行かれそうになった話

今週のお題「怖い話」

こんにちは!詩子です。
夏といえば怖い話。

私は何回か不思議な出来事を体験したことがあります。


以前、テーマで『激レア体験』というので一つ書きました。
umino-utako.hatenablog.com



今回は又別のバージョンを。


怖い…って言えばコワイ。
でも、不思議な…と言ったほうがいいかも知れません。


私がまだ20代で実家に暮らしていた時です。

美容師をしているのですが,
お仕事は毎日、やっぱり肉体を使いますので疲れるんです。

ある日、お仕事の帰りの駅での出来事です。

季節は忘れましたが、すでに暗くなっていて
でも、人は大勢いました。お仕事帰りの方などとにかく大勢いました。

私の住まいの最寄りの駅ではその当時改修工事をしていて、
駅前にはバスロータリー、ショッピングセンターなどがあり、住宅地なので結構人が多く利用する駅なんです。
駅前には昔から大きな『柳の木』がありました。
それで、駅の工事は大掛かりなものでしたが(駅ビルを作ったりとかかなり大がかり)駅前の『柳の木』は保護されていたんですね。
傷つかないように大切に養生されていたのです。

今はあまり柳の木なんて駅前にないですよね、いわゆる『お化け』が出そうな木のイメージだし。

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柳の木の下


その日はなんだか本当に疲れていて、何気なく私はその『柳の木』を見つめていたんですね、ぼーっと。
そして、ふと思い立ってその『柳の木』の下を通って、向こう側の自動販売機に行こうと思って
柳の木の下を通った時なんです。


自分の頭のてっぺん、に、何か太いロープのようなものがあってそれをすごい力で引っ張られている感覚になり
目の前は見えなくなり耳鳴りがキーーーーーーーーーーンとして、
片足を上げたまま固まって動けなくなりました。

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こんな感じ(笑)


(一度、美容院の吊りのスチームの機械が漏電していて感電した事があるのですが、感覚はその感電に似ていました。)
私は何が起きているのかわからず、柳の木の下で、片足を上げたまま固まっている自分を想像して、
「人が大勢いるのに見られたら恥ずかしい・・・。」そんなことを考えていました。
とにかく、頭のてっぺんからものすごい力で引っ張られているので、倒れることもなくバランスを取っている感じ
でも「上の方に引っ張られる!持っていかれる!!」そんな何とも言えない感覚にパニクって固まっているといった感じです。

自分の中では時間は、そうだな~~~~・・・・5分以上はそんな感じの格好で固まって目の前真っ暗&耳鳴りって感じだったんです。

そして、思い切って足を地面に着こうと「エイッ!!」って力を入れたところ、てっぺんから引っ張られている感覚がようやく溶けて
私は地面にそのまま

「バーーーーーーーンッ」って倒れこみました。

私は地面に転がって、目の前が見え始めた時に、「絶対に駅周辺を行きかう人達に好奇の目を向けられているに違いないと
あたりをキョロキョロ見回したのですが・・・
誰も私を見ていませんでした。

私に起こったことの時間はもしかしてほんの数秒だったのかも知れません・・・。

私には相当な時間だったと感じたし、奇妙な格好をしてしまっていると思ってたし・・・。
あの力の強さはいったい何だったの????って感じだったんですけどね(笑)

私は、そのあと膝の砂を払い落として自動販売機に向かい、本当に不思議な事があったなと思って家に帰りました。

そのことを家族に話しても、友人に話しても、疲れてたんでしょ(笑)って感じで、全く信じてもらえなかったんですけど・・・。
でも本当です。

私が思うには、『柳の木の精』的な存在が、私が気をかけたものだから『あ~~~、この柳の木は大切に保護されてこのままここに残るのね~~~~』なんて気持ちを柳の木に向けていたから、柳の木が私に興味をもって連れて行こうとしたんではないかと自分では思ってます(笑)
同じような体験した人いませんか??

本当は何だったのかな???(+_+)





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