医療用ウィッグを作る
パーマ屋さん
私は子供の頃から将来の夢はブレずにいわゆる、『パーマ屋さん』でした(笑)←時代感じるわー。
小さい頃から母に付いて行って、髪の毛を色々いじってもらっているのをジーッと見ているのが好きでした。
私の時代はまだ、見習いというのがありましたから、中学を卒業してからそのまま店に入る子もいました。
私もそんな感じでいいって思ってたんですけど、折角だからと言う理由で高校に行きました。
あのまま高校行かずに店に入っていたらどうなったのかなぁ?
高卒して専門行って同年代の子が入ってきた頃にはバリバリの技術者、…それも良かったかもなー。
だけど、そうしたら友達と遊ぶ事はできなかったでしょうけど。
〜ウィッグサロンに勤務〜
美容室に5年位勤めて
しごとの思い出 - Umino-Utako's diary楽しかった😄
将来、お店を出す気持ちはなかったのでなんの保証もない美容室に務め続けられないと思い某かつら会社に就職しました。
会社での業務はカット、パーマ、毛染め、ウィッグのメンテナンス、自毛と同じようにウィッグも、パーマ、カット、カラーもあります。
あとは育毛とか増毛とかね。
ココのお仕事の話はちょっと長くなるので端折ります。
同業他社を経験して、今は主に女性のウィッグサロン(美容室)で働いています。
広い個室で、他のお客様には会わないで大丈夫な配慮もしてありますし、テレビもある😄
〜抗がん剤による脱毛〜
最近はすごく、ガンの方が増えましたね。
私がこの業界に入った時には、抗がん剤による脱毛でウィッグを求めに来る人はそんなにいませんでしたが
今は本当に多いです。
ガンの治療に立ち向かう方々、やっぱり長い期間、髪のない状態で過ごすのは苦痛です。
体調がいい時に外に出ることも躊躇してしまう事もあると思います。
ただでさえ苦痛で、容姿まで変わってしまうんですから。
だから、ウィッグをつけるっていうのは特に女性の方にとってはとても助けになることだなぁと感じています。
今はとてもナチュラルなものが増えましたし。
脱毛してもね、脱毛する前の自分が鏡の中に再現出来たら
落ちていく気持ちも、少しは持ち上げる事ができますから。
私はそのお顔を見るのがすごく好きです。
喜んで、お腹に力が入ったようなお顔つきになられた時は
本当に嬉しく感じます🤗
ウィッグのカットって、普通の髪を切る概念とは全く違くて、
かなり、色んなテクニックがあるんです。
難しいです。
その人の好みと使い方、お客様にピタリと合わせるサイズ調整など、何回かすり合わせてお仕上げしていきます。
100人いれば100通り、どれ一つ同じ物はないです。
この業界に入って、一番やりがいを感じる業務です。
私にとって。
そして、治療が終わって、髪が生えてきます、伸びてきます。
でも、ヘアースタイルにはならないですのである程度伸びてくるまでは自毛を調整しながらウィッグもつけていきます。
最終的にヘアースタイルになった頃に、ウィッグを使わなくなるんです。
外せますね。
ここが又嬉しいです。
この、医療用ウィッグのお仕事は、ずっと続けたいお仕事ですね。
色んな方がいますよ、ご自分で探して来られる方も多いですけど、ご家族がプレゼントしたいからと言って来られる方も結構います。
愛が渦巻いています。
これからも微力ですが、お手伝いさせて下さい☺️
欲を言えば、本当は個人でやりたい仕事です。
これは、癒やし業務。
会社ですとどうしても売上主体になってきますから😣
もどかしい気持ちが付いて回ります。
辛い心を少しでも軽く、気分を上げに、涙を流しに、弱音を吐きに、そして髪を整える。
そんな事のお手伝いをこれからの生き甲斐に出来たらなんて幸せなんだろう。
これは、会社に勤めていては叶わない願い。
フリーランスで出来ないものかな、、、
少し何か考えなくては❣
☆抗がん剤や病などで髪を失った方の医療用ウィッグを作成しています。喜んでくださった時はこちらが力を頂いています!