詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

お父さんへ

今週のお題「お父さん」

こんにちは。詩子です。
今日は父の日なのでこのお題を書いてみようと思います。


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子供の頃の私


何度か、このブログにも家庭内の事を書いてきましたが、父の事は、、、父のネガティブな部分は
今日この機会を最後にしようと思います。
何故なら、私の中にあった昔の父はもう存在しなくなったからです。


今時のお父さんは、娘に好かれている。
そんな感じがしますが、私の時代は・・・・う~~ん、色々、家庭によってだったでしょうか?
私は小さい時は本当に父が怖くて大嫌いでした。

私の父と母は20歳の時に同じ下宿に住んでいてそれで結婚したそうですよ。

ここだけ聞くと今どきの感じで、恋愛して結婚したんだな~~~って思いますけど。

最初は仲良かったのかな~~?
私が生まれた時には仲が悪かった、物心ついた時から仲が悪かったです。

父は、中卒でずっと運転手のお仕事をしていました。
最終的には路線バスの運転手になりました。

お酒が好きで、いつも飲んでいましたがバスの運転手なので、昼間から飲んでいることもよくありました。
(夕方から勤務の時)

口は下手なほうだと思います。
そのせいもあるし、お酒のせいもあると思いますが
本当に毎日毎日毎日毎日毎日
喧嘩していました。大声出して暴力も。
私もケガしたことあります。

怖くて怖くて、目がすごく怖くて。

人間は仲良くなんかできる生き物ではないのではないかって
ずっと、教わってしまったような気がします。

母と相性が悪いというか・・・多分、根本に抱えている問題が一緒なのだと思います。
二人とも、甘えん坊だし、包容して欲しがっているのだと思います。
無条件で受け入れて欲しい、そう思って求め合っているんだと思います。(今になって思える事なんですけどね)



父は、6人兄弟の長男です。弟が一人いましたが30代で亡くなりまして、他は皆、女です。(強い)

お父さんは子供の頃は貧乏で、戦争もありましたし、食べ物が食べられなかったようです。
そして、ちょっと複雑な家庭だったようです。後妻に虐められたとか…。(この辺は詳しくは知らない)

父は人を誰も信用していません。
友達もいません。
人が嫌いです。
凄くネガティブです。
すべてを悪いほうに取ります。
なので、話をしていると暗~~~い気持ちになります。

普通に話をして笑い合ったことはありません。
いつもお父さんの機嫌を損ねないように損ねないようにとびくびくしていました。
私は父親の顔色ばかり気にしていました。いつも肩に力が入っていました。

楽しく過ごしていても最後は必ず怒鳴って喧嘩になるので、楽しい事が続くっていう事は体験したことがありませんでした。

だけど・・・
凄く真面目な人なんだろうと思います。不器用なんだと思います。
中卒でバスの運転手、残業を沢山して、お家を買いました。
時代が良かったのもありますが、3回買いました。

父の本当の想いはわからないです。

私は長い間、本当に長い間父と母の事で悩みながら生きてきました。
心は捻じれて体もおかしくなりました。

だけど・・・
そんな中、私が私の想いを自分自身の中の父への感情を消化したいと考えた若い時に、(憎いと感じていた時)
お父さんに言ったことがあるのです。(自分の心の辛さを解決したくて)

『お父さん今まで育ててくれて一生懸命働いてくれてありがとう』って。

その時父は言いました。

『だって、お父さんはそれが生きがいだったから』そして泣かせるなよって言って泣いていました。


私は今結婚をして幸せに暮らしていますが、20代の時に1度本当に短い間結婚していました。
なので、今の結婚は2度目なのですが。

今の主人が結婚させてくださいと、私の親に挨拶をしに行った時に

『この子は一度結婚したことがあるけど良いのか?』って言って
嗚咽をかみしめるような泣き方で泣いていました。


本当は、すごく私たちを愛してくれている。
凄く心配性で、もし、こうだったらどうしようと必要以上に悪いことを考えて。
今でも私がカットしてあげると1万円おこづかいくれて。

良くないところもいっぱいあるし、未だ父の性格は捻じれているけれど

私達が実家を離れずにどんな状態の時も実家に行くのはやはり
根本の部分で愛されているという事を感じているからなんだろうな・・・。って思います。

家族の問題を解決するのはすごく長い時間がかかります。
一人一人、立場によっても(親だったり子だったりとかの立場)受け取り方も感じ方も記憶も違うと思うし。

だけれども、その想いを手放せる時は来るんですね。
状態は何が変わったかと言えば、両親の年齢・・・加齢によって喧嘩が若いころのようにパワフルに出来ないってことかな(笑)
それが一番だと思いますけど、
私の中にあった、両親とのネガティブな綱を断ち切ることが出来たから
私の中に両親とて、個人なのだと線を引くことが出来たから(気持ちの線)見え方が変わったり感じ方が変わったのかもしれません。

人間は一人一人違う表現も想いも、だから分からなくって当然ですよね。

今は喧嘩しててもいいから、捻じれててもいいから、偏屈でもいいから、心配性でもいいから、ネガティブでもいいから
少しでも幸せと思う時間がお父さんに沢山あったらいいなって思います^^

元気で長生きしてください、お父さん! ありがとう^^




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