詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

心から湧き出た詩から楽に生きるヒントを読み解きます。

桜の花びらが旅立つ。志村けんさん。心に穴が空きました。うたこ4

〜さくら〜

ひらひらと舞う
桜の花びら
ほんのり頬染めて

どこから来て
どこへ行く

離れてきた
離された
なんだか優雅に

※心の中に秘めていた
やっとその時が来た
今がチャンスと
言わんばかりに
思い切り

優雅なんかじゃない
いつも微笑んで
心の奥はベールの中

振り返らずに
風に乗る
自由になれた気がしてた

きれいな
きれいな桜の花

待ちわびて
待ちわびて
その時が来るのを
ひたすらに

大きな桜の木
遠くから見つめてる

どうしたら
素直になれるのか
わからずに
戸惑いの中

ひらひらと舞う

きれいな
きれいな桜の花


昨日、雪が降りましたね。
雪の中の桜なんてなかなか見ることはないですが、あまりに寒すぎて、雪がやんでから車で桜を見てきました。
桜は自分が散る時期でないと
どれだけ強い風が吹いても
なかなか散らない。
しがみついて、一年に一度のこの時期をしっかりと咲き切ろうとしているようです。
でも、中には風に舞い散る花びらもあり。

一つの木の、花の中から旅立つ時はどんな持ちでしょうね
望んで離れたのに、振り向いて寂しい気持ちがするでしょうか?
それとも、のびのびと優雅に新しい場所へと行くのでしょうか?

桜は寂しいときに寂しいと、素直に言えるのでしょうか?

それとも、桜のプライドとしてふんわりピンクの優雅なままでいるのでしょうか?

私は素直な人が羨ましく思います。
大人になればなるほど、難しい気がしています。

先程悲しいニュースがありましたね、志村けんさんがお亡くなりになりました。
子供の頃から笑わせてくれていた方だけにショックです。
心に穴が空いちゃいます。
ご冥福をお祈りいたします。

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