音の与えるもの、心の洗濯・心の世界観。詩子の歌146 - 詩と哲学的エッセイ〜楽に生きるヒント〜

おはようございます！詩子です。
昨日久しぶりに、サントリーホールに『辻井伸行』君の
ピアノリサイタルを聞きに行ってきました。

今日はそのことを書きます。

ベートーベン｢月光｣：高音質　Beethoven "Moonlight Sonata"

月光の夜

碧（あお）く
深く
広く
優しく

空と
海と
白い月

優しく
揺れる
誘われる

遠くから
私を呼ぶ
声がした

何処までも
何処までも

私は行きたい

たった一滴の
雫すらたてず　

吸い込まれる

どこまでも
あなたの中に

碧い
空と海と
白い月

私は彼がヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝した時の映像を見て
音に魅せられてしまいました。

彼の目が見えないという事はまた別の話です。

人間性、本質・・・そんなものを感じて大ファンになり
それから年に一度はピアノを聞きに行っています。

まったく、音楽もクラッシックもわからない私ですが
あの音はもう虜になります。

謙虚で、繊細でダイナミックで。
色気があり、ピュアであり、正直である。

あの、コンクールの映像。（コンクールじゃないみたい💦）

Nobuyuki Tsujii 辻井伸行　2009 Cliburn Competition FINAL CONCERT ラフマニノフピアノ協奏曲第二番第一楽章

受賞した時の映像を探したのですけどいいのがない・・・。

とにかくこんな音を出す人がいるんだな。
彼の音は水のようなんです。

どんな有名なピアニストが弾いた音よりも私は
彼の音が好き。

ライブが一番です。

昨日のリサイタル
ベートーベンの月光から始まりました。
とても好きな世界観なんですよ。

冒頭から涙が止まらない。

月光

深く碧い、天と海の境がなくなった静寂の中
地球の鳴き声がする
どこかで聞いた事のある低く深く振動する暖かで切ない音

私は耳を澄まし
自分の感覚と地球を
この月光の色と音に
重ね合せた。

とてつもない安堵感
私は私ではなくあなたの一部だという事を
まざまざと知った

心の中では
全てを知っていた
月光の優しく・・柔らかな包容の中に
いつまでも
永遠に私は溶け込みたいと想った

水面に揺れる
月光の光は
漂いながら私を見つめた
瞬きするたびに
私は一つになりたい
そう心が呟いた

月がいなくなる前に
私は吸い込まれる

あの高い場所から
最も行きたかったあの場所に
静かに
音もたてず
呼吸と共に
吸い込まれる

美しい放物線を描きながら

少し暗く感じるかもしれないのですが
私の世界では安らぎであり、安堵です。

音と共に色んな事を思い出したり、その時の感情を感じたりとしました。
心の洗濯かな・・・。

昨日のリサイタルの後に
何度も何度も拍手の嵐で、舞台に挨拶に出てきてくれました。

あの、コンクールの時に見た
素晴らしい笑顔を見ることが出来て
又涙。

ありがとう！
感動しました＾＾

ウクレレ弾き語り成長記録です♪良かったら聞きに来てください🤗
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